6月もすでに後半。最初の投稿からずいぶん間が空いていますが……気を取り直して再開します。
4月末、成田発アエロフロート機に乗り、初めてのロシア、モスクワを目指しました。
旅程に関しては、これまで何度も海外の動物園を訪ねていらっしゃる方に思い切ってご相談したところ、大変親切にアドバイスいただき、できるだけスムーズに移動できるルートで、かつ初心者にも回れそうな程度に詰め込みました。

前日まで頭を抱えたのは、いったい何を着ていけばいいものか……5月のモスクワは春で過ごしやすいと聞いていたものの、その他の都市は、地図上では一見近く見えても、列車を使っても半日以上かかる道のり。広い国土に時差がいくつもあるように季節もいくつもあるだろうと想像し、冬から夏まで対応できる装備で(どちらかというと冬寄り)かつ軽量化を目指して臨みました。(そのおかげで後日とんでもない事態に……)

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   (日本時間15:30頃。ハバロフスク上空を過ぎ、西を目指します)

今回、檻や網に阻まれる動物園がいくつかあることがわかり、軽さ優先で初めてミラーレス一眼を買ってみました。
ところが、出発前日まで忙しく、練習する余裕がないまま鞄に入れて成田へ……しかも、搭乗後、これまで使っていたコンデジを久々に取り出してみたところ、なんと壊れていることが判明……(!)そのため、出発後、最初のほうの写真がありません。
次回から、バッテリーだけでなくカメラ本体も予備を持っていかなくてはと、早々に痛い教訓となりました(もちろん慣れたカメラで)。

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二度目の機内食。奥のコッペパンが懐かしかったです。

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ノヴォシビルスク上空を通過。だんだんモスクワが近づいてきます。

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拡大すると

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さらに拡大。チェリャビンスク、エカテリンブルクといった地名が見えてきて、それだけでどきどき……

到着までの間、機内食などを撮って新カメラで練習してみたものの、各種機能を使いこなせないまま本番を迎えてしまい……旅の前半は特にピンぼけが多く、無駄にバッテリーを消費しています。

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現地時間17:00過ぎ、ほぼ定刻にシェレメチェヴォ空港に到着。ガラス張りの、明るく開放的なターミナルでした。
出発時の成田は曇りでしたが、モスクワはびっくりするほどの快晴。しかも東京より暑い!
そしてこの外の明るさは……日本でいうと14時か15時くらいの感覚なんですが、実はまだ17時。白夜が近いためだと追々わかりましたが、この明るさ(の時差)ぼけ(?)は、このあとしばらく続きました。

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入国審査のゲートへ。このホールも新しく、天井から射す光が美しかったです。
(もう少し中に入って撮っていたら、確実に注意されていました。)

モスクワ市内までは、日本で予約していたタクシーを利用。ロシアの動物園は遅い時間まで開園しているところが多く、モスクワ動物園も今の季節は19時まで開園していると事前にHPで調べて知りました。
もしもホテルに早く着けたら、閉園30分前にぎりぎり間に合うかな?と楽観視していたところ……空港を出て少し走ると、たちまち大渋滞に巻き込まれました(!)

夕方の帰宅ラッシュと重なったのか、どの車もモスクワ市内を目指しているように見え、あちこちからやってくる長大な行列がいくつもスローモーションで進む事態に……
車の数が半端ではないうえ、排気ガスがものすごく、それでもドライバーのおじさんは普通に窓を開けている……(!)
しかもここはロシア。驚いたのは車の種類(車種というか年代)。隣にも、その隣の車線にも、今にも廃車になりそうな年季の入った車が少なからず走っています。少なくとも50年は走っていそうなぽんこつバスが現役で満員のお客さんを乗せていたり、あちこちにエンストした車が停まっていたり。土埃で元の車の色が分からないのは普通、ドアがガムテープと段ボールで補強してあるのも普通……(**)
日本ではちょっと車体に傷がついただけで保険沙汰になりますが、この大らかさはいったい……あらゆる意味で、まるで交通カオスの様相を呈していて、ロシアに来たなあという実感と開放感を早くも覚えました。

車の窓から見えるのはひたすら車、そして人々はみな半袖、タンクトップ、サングラスで完全に真夏の服装。18時近くなるにつれ、強烈な西日が射して車内はかなりの暑さになり、薄手とはいえダウンジャケットを着てきた私はいったい……しかもその下は薄手のセーターとヒートテック……(xx) ひとまずジャケットだけ脱いで車内の暑さに耐えていましたが、明日からは一番下はTシャツ、と心に誓いました。

相変わらずのろのろと進む車の列……ある瞬間から、突然車が流れ出し、猛スピードで市街地を目指します。旧ソ連的な一帯を過ぎ、公園のような緑の多いエリアを過ぎ、大通りを進みながら(レニングラード大通り)、右手にミントグリーンの大きな駅が見え(ベラルーシ駅)、賑やかな通りに入り(トヴェルスカヤ大通り、いずれもあとで分かりました)、しばらくして右手に折れ、細い通りに入り、今回の宿に到着。

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チェックインして部屋に落ち着いたのは19:00過ぎ。外はまだ午後のように明るかったですが、無事にたどり着けたことにほっとして、外には出かけず、明日からのしろくま巡礼に備えました。

(続く)

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# by vedett-melk | 2014-06-19 23:19 | ロシアの動物園 | Trackback | Comments(2)

ユキオの納涼会(後篇)


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ユキオ、笑顔のラッコ泳ぎ。(これを水中から見ると、前回のぷかぷか写真になるようです)

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水から上がり、遠くからカメラ目線のユキオ。13:30を過ぎても、今日はこちらのプール側にいます。なにやら落ち着かない様子。

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どうしたのかな?

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……13:35、ユキオの姿が急に見えなくなったと思ったら上の入り口が開いて、飼育員さんが何人も登場。いよいよサプライズ(!)の時間です。

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土のある隣の放飼場に、本日の目玉が運び込まれてきました。

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おおお!中にはフルーツがぎっしり。

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近影。お客さんからも「おいしそう!」の声がいくつも上がりました。
(あとで氷屋さんに聞いたところ、中身はリンゴ、サツマイモ、ゆで卵、馬肉、肉食獣用ソーセージの五種。フルーツサラダみたいですね☆)

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池の横に設置され、主役の登場を待ちます。

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ん?

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一瞬スルーしたあと、気がついたのか匂いを嗅ぎに戻るユキオ。

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前足を使ってどすんと横倒し。この氷、重さにして70kgあるそうです。

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三方向とも、お客さんの目が釘付けに。

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しばらく転がして楽しむユキオ。草地のせいか、まるでサッカーのようでした。

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前脚を使って器用に池に落とします。

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ユキオごと池に入り、フルーツ氷にむしゃぶりつき。

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無我夢中。

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冷たくておいしいね。目を細めるユキオです。

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文字通りのかぶりつき!だんだん氷が丸くなってきました。よかったね、ユキオ!

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にんまり。・・・その後、ユキオは氷が小さくなるまで大事そうにかじり、楽しんでいました。
今回の粋なはからいで、一足早い納涼会が大盛況のうちに終了。これからますます暑さが増す季節、せめて月に一度は開催できたらいいなと思います。

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おや?!
左の方向に、何やら気配を感じると、隣からデアちゃんの耳(笑)。前足でバンバン扉を叩いています。今度はデアちゃんにもあげるからね(汗)!

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いつもはデアちゃんをじーっと眺める側のユキオ。今日は見る/見られるの立場が逆転。
食後、草の上でくつろいでいます。

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広いプールがあるに越したことはありませんが、陸地の部分がこんなふうに草地になっていると、寝転んだり砂浴びもできていいですね。
お掃除のしやすさを考えるとコンクリートの床のところが多くなってしまうのだろうと思いつつ、草木のある場所のほうが足元は熱くならないし、(樹木の場合は)日蔭もできるし、多少なりとも自然に近くなるのにとも感じました。

その後、ユキオは定位置でデアちゃん側を眺めながらいつものようにお昼寝。
午後から大放飼場はデアちゃんタイムが始まります。

(続く)





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# by vedett-melk | 2014-06-17 23:38 | 上野動物園 | Trackback | Comments(2)

ユキオの納涼会(前篇)

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ワールドカップ予選で街中が騒然としていた15日(土)、上野動物園で素敵なイベントが開かれました。
釧路市動物園のミルクを通じて出会って以来、お世話になっている方のお嬢さんから、上野に戻ってきたユキオにサプライズを用意したのでぜひ見に来てくださいとお誘いいただき、サッカーそっちのけで上野へGO!

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予定よりも少し遅れてお昼前に到着。足元に見える動物大集合は、上野に来るたび、
つい撮ってしまいます。(真ん中:ホッキョクグマ)


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日本戦真っ最中のせいか(11:10)、いつもの週末よりだいぶ空いています。

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先月、私もついに上野の年間パスを購入。今出ているパスの裏面はハシビロコウで、隣の窓口で買っていた女性が「他の動物はありますか」と聞いていたのが印象的でした。(上の写真は引換券ですが、写っているのはレイコさんでしょうか?)


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ようやくホッキョクグマ舎に到着。すでに汗だく……こんにちは、ユキオ!
今までは午前中のデアちゃんとの入れ替え前になかなか間に合わず、ユキオがプール側にいるのを見るのは今日が初めてです。

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猛暑のなか、ひたすら往復ウォーキング。同じプール側にいるときのデアちゃんに比べて、やはり大きく感じます。
心なしか、前回よりも若々しく見えるユキオ……お昼前の時点ですでに30℃近かった(超えていた)んですが、足取りは思いのほか軽快。もちろん暑さに喘いでいるとはいえ、上野に来て以来、こんなに元気そうなユキオを見たのは初めてです。


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奥の部屋に続いているのか、それともデアちゃんが気になるのか、何度も中をのぞきに行きます。
(ユキオの足元にいるのはアゲハチョウ。隣の土の放飼場にいるとき、よくユキオの周りを飛んでいます。今日もこちらにいて、さっそくレイコさんと命名されました(笑))

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往復ウォーク再開。やはり足取りは軽いです。

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ユキオのトイレタイム。長めでした。

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11:45。「足の裏、暑くないかな?」「ユキオ、泳がないかな?」と心配していたころ、突然、階段を下りてきてプールにダイブ!(私の動きが遅くて、シャッターチャンスに間に合わず……)

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そういえば、と思い出し、私たちも下の水槽ゾーンに急いで移動。いたー!!
水中のユキオを見るのは、実は初めてです。

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ぷかぷか。大人も子供も大歓声で、「可愛い~!」の声がいくつも上がっていました

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日本人が少なかったせいか(?)、相対的に外国人のお客さんが多く感じました。
こんなに気持ちよさそうにしているユキオを見られて幸せです。

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水から上がってさっぱりしたあと、再びウォーキング開始。ちょっと白くなった?

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しばらく往復が続いたあと、おもむろに二度目のダイブ!(またしても撮り損ねた)

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今度は上からユキオを追います。上野のプールは掛け流し式。ユキオ、気持ちいいね。

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13:15、ぷは~。この角度で見るユキオもなかなか新鮮でした。
……なかなか本題にたどりつきませんが、後篇ではいよいよサプライズが始まります。


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# by vedett-melk | 2014-06-16 23:15 | 上野動物園 | Trackback | Comments(0)

I was just a little Bear

昨年12月11日、ロシア・ノヴォシビルスク動物園で生まれた雌の赤ちゃん、シルカが
昨日で生後半年を迎えたそうです。
180日齢を迎えたのは6日9日のこと。ゲルダ&シルカ、本当におめでとう!!



4月5日公開の上の映像では、まだあどけなくて、雪の上でよちよち歩きをしていた
シルカですが、この二か月ですくすくと成長、今ではお母さん直伝の見事なダイブ
を見せてくれるほどたくましくなりました。

(最近の映像はのちほどUPします)

シルカが生まれてから今日まで、誰よりも奮闘したのが、初めての出産・子育てを
経験中のゲルダだと思います。
ゲルダは娘から母親へ、シルカは赤ちゃんから子グマへ。二頭のこれからが楽しみで
なりません*^^*


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# by vedett-melk | 2014-06-12 23:10 | ノヴォシビルスク動物園(webcam) | Trackback | Comments(0)

洗礼の旅、巡礼の旅

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   (5月7日、エストニア、タリン動物園正門より。奥に見えるのは桜の木)

あっという間に5月も末。記憶が鮮明な今のうちに整理しておかなくてはと思いつつ、ゲルダ&シルカのライブカメラに見入ったり写真を眺めたりしているうちに、こんなに時間が経っていました。

今年の4月末から5月初めにかけて、ロシアとエストニアの動物園に暮らすホッキョクグマたちを初めて訪ねました。
モスクワIN、タリンOUT、計14日間の旅程でしたが、海外一人旅も初めてなら、ロシアはもちろん外国の動物園に行くのも初めて、というわけで、何もかもが初めて尽くし……
文字通りの洗礼で、移動ごとに緊張しどおしでしたが、初めて会うクマたちに毎日間近で挨拶でき、忘れられない旅になりました。

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   (5月4日、サンクトペテルブルグ、レニングラード動物園にて)

無事にこの旅を終えられたのも、この道のすばらしい先達たちが、知識と経験を惜しみなく分けてくださったからこそ。おかげで道中では何度となく助けられました(もともとこのブログ自体、そのお礼も込めて始めました)。
この場を借りて、心から感謝しています。

一頭だけ、残念ながら会うことの叶わなかったクマがいますが、今回会えたどのクマたちにも必ず再会したいと思っています。

少しずつですが、時系列にUPしていきます。

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# by vedett-melk | 2014-06-01 00:26 | ロシアの動物園 | Trackback | Comments(0)